- Olightのライトってどうなの?
- WARRIOR 3/3Sの明るさが知りたい
- WARRIOR 3とWARRIOR 3Sの違いは?
夜のキャンプ場での照明、皆さんは何を使っているでしょうか?
暗い中で活動することになる夜のキャンプ場では明るい照明が1つ有るだけでも格段に快適になります。
今回の記事ではOlight社製のタクティカルライト、WARRIOR 3と改良モデルのWARRIOR 3Sについてレビューしていきます。
WARRIOR 3を1年使ったうえでWARRIOR 3Sも購入したので、変更箇所を比較しつつレビューしていきます。
レビューは外観・明るさ・操作性の順で進めていき、新旧モデルの違いである近接センサーやベゼルについてもしっかり紹介します。
アウトドアはもちろん防災グッズとしても優秀なライトなので、ライト選びで迷っている方はぜひご覧ください!
記事内の写真は黒いモデルがWARRIOR 3、グリーンのモデルがWARRIOR 3Sです。
また詳しくは後述しますが、購入は公式サイトの方がセールなども有りお得なのでオススメです。
WARRIOR 3/3Sの基本スペック
WARRIOR 3/3Sの基本スペックについて、主要な項目を抜粋してまとめます。
- WARRIOR 3/3Sのスペック
- ・最大出力(明るさ) 2300㏐
・最大照射距離 300m
・バッテリー 5000㎃h 21700充電池
・最大連続利用時間 55日
・フル充電時間 5.5時間
・充電方法 専用マグネット式USB充電器
・本体重量 176g(電池込み)
・長さ 139㎜
・ボディ直径 26.2㎜
・ヘッド直径 29.5㎜
・本体素材 アルミ合金
・防水規格 IPX8
・耐衝撃 1.5m
スペックに関してはWARRIOR 3もWARRIOR 3Sも基本的には同じ。
バッテリー残量によって最大輝度は自動的に切り替わり、最も明るい状態で点灯させた場合も200分以上の点灯が可能です。
最大輝度で使用時の明るさと点灯時間の関係は、2300㏐が2.5分、800㏐が160分、250㏐が39分と推移していくようです。
また最新型のWARRIOR 3Sはレンズ内に近接センサーが内蔵されていて、HIGHモード以上で点灯中にレンズ前が塞がれたことを検知すると自動的に暗くなるようになっています。
ハイモードやターボモードは発熱も大きくなりますが、近接センサーのおかげで熱によるダメージや発火の危険性が抑えられています。
センサーは写真にあるような距離、大体15㎝くらいの距離で反応します。
ゴツくて見た目も◎
WARRIOR 3/3Sの外装は全面アルミボディ。
レンズの周囲には凹凸の付いたベゼルが取り付けられていて、WARRIOR 3に比べて3Sのベゼルは凹凸がおとなしいデザインになっています。
3Sのベゼルは凹凸が低いだけでなく、角のエッジも鈍角に処理されていて引っかかりにくくなっています。
レンズを正面から見ると、WARRIOR 3Sのレンズ内には近接センサーが取り付けられているのが分かります。
点灯スイッチは本体側面のボタンと、本体末端にあるテールスイッチの2か所。
テールスイッチの周囲にも小さな起伏が有り、落下時のスイッチへの衝撃を防いでいます。
本体色は塗装ではなくアルマイト処理で、マットな仕上がりになっていて素手で触っても指紋が目立つようなこともありません。
日常からアウトドアまで満足の明るさ
先日浜岡砂丘キャンプ場にお邪魔した時に、砂丘でライトの明るさをチェックしてみました。
LOWモード・MEDモード・HIGHモード・TURBOモードの4モードの明るさを比較していきます。
ライトの光源から砂丘の丘までは100m近くあります。
LOWモードは15㏐とかなり明るさが抑えられているだけあって、遠方を照らしてもほぼ何も見えません。
暗い中で手元を照らしても眩しくない程度の明るさです。
キャンプで使用する機会は少ないですが、テントが密集している場所など明るすぎると周囲に迷惑がかかってしまうような環境で重宝します。
MEDモード以上はかなり実用的な明るさになり、200㏐のMEDモードは足元だけでなく少し先まで照らすことが出来ています。
狭い場所や日常使いで有れば十分な明るさです。
MEDモードはよくある一般的な懐中電灯の明るさといった印象です。
HIGHモードは800㏐とMEDよりも格段に明るくなり、MEDモードよりも先までしっかりと光が届いているのが分かります。
夜の砂丘でもしっかり視界が確保できる明るさで、夜のキャンプ場などの暗い環境でも安心の明るさです。
個人的にはHIGHモードがアウトドアに最適な印象です。
最高輝度となるTURBOモードは、文字通り桁違いの2300㏐という明るさ。
遠方の砂丘の様子まではっきり分かる明るさで、ライトは前方に向けているにもかかわらず、足元とその周囲まで明るくなっています。
真っ暗なアウトドア環境でも安心感のある明るさですが、人の多い場所で使うには明るすぎるのでタイミングを選んで使う必要が有るでしょう。
TURBOモードは車のヘッドライトを持ち歩いているような感覚になります。
最も暗いMOONモードは1㏐と非常に暗く、何かを照らすよりもライト本体を見失わないように常時点灯させておくような使い方になりそうです。
また明るさ変更だけでなくストロボモードも搭載されていて、高輝度な光を高速で点滅させることもできます。
快適な操作性
WARRIOR 3/3Sの操作性について、3つに分けて解説していきます。
スイッチは2か所
ライトの点灯・消灯はライト側面のボタンと、ライト底部のボタンの2か所で可能。
一般的な懐中電灯の持ち方で使えるのはもちろん、
ライト底部に親指をかけて点灯させる事も可能です。
底部スイッチで点灯させるのはアクション映画等で見る機会も多い持ち方で、より目線に近い高さから照らせるので影が少なくなります。
本体側面ボタンは押すたびに点灯・消灯が切り替わり、点灯中に長押しすると明るさ変更、消灯中に長押しするとMOONモードで点灯、2連打でTURBOモード、3連打でストロボモードになります。
また側面ボタンには明るさ・電池残量を表示するインジケーターが搭載されています。
ライトを点灯させると同時にインジケーターが点灯し、数秒するとインジケーターは消灯します。
長時間点灯させたい場合は側面ボタンが適しています。
本体底部のボタンは押している間だけ点灯するタイプのボタンで、浅く押した時と深く押した時で明るさが切り替わります。
また底部ボタンは点灯パターンが2種類あり、工場出荷時はパターン1が設定されています。
- 点灯パターン1
- 浅く:MEDモード
深く:TURBOモード - 点灯パターン2
- 浅く:TURBOモード
深く:ストロボモード
視界の悪い中を歩く時などは底部ボタンの方が広範囲を照らせて扱いやすいです。
充電器接続はスムーズ
充電はマグネット搭載の独特なケーブルを使用、電源への接続はUSB-Aコネクタです。
充電ケーブルをライトの底部スイッチにくっつけると自然と充電が始まります。
珍しい接続方式ではありますが、マグネットが強力なのでライトを近づけただけで自然と丁度いい場所にコネクタが吸い寄せられていきます。
底部スイッチを2㎝くらいまで近づけると勝手に吸い寄せられるので、充電接続はめちゃくちゃ簡単です。
コネクタにはLEDも搭載されていて、充電開始前と充電完了時は緑に、充電中は赤色に点灯します。
クリップは両方から装着可能
WARRIOR 3/3Sの側面に取り付けられたクリップはかなり使い勝手がよく、上下どちらの方向からでも挟み込むことができます。
クリップの深さも十分あり、奥までさし込めばホルスター無しでもしっかりホールドできます。
ベルトやポケットなど色々な場所にスッと取り付けることが出来ます。
ホルスター付きで持ち運びやすい
WARRIOR 3/3Sにはしっかりとした作りのホルスターが付属しています。
ライト本体がスッポリと収まるサイズで、ロック機構が付いているため脱落の心配もありません。
ホルスター裏にはベルトループも取り付けられているため、パンツのベルトやバックパック、ギア収納ボックスなど色々な場所に取り付けることが出来ます。
メリット・デメリット
高性能でお気に入りのWARRIOR 3ですが、1年使った中でデメリットを感じる事も。
ここまでは良い点を中心に紹介してきましたが、ここではメリット・デメリットを隠すことなくまとめていきます。
- WARRIOR 3/3Sのメリット
- ・アウトドアでも頼れる明るさ
・コンパクトなので邪魔にならない
・大容量バッテリーで長時間使える
・充電式でランニングコストが低い
・防水・耐衝撃でアウトドアでも安心
WARRIOR 3はコンパクトな中に圧倒的な明るさや大容量バッテリー等高性能な機能が詰まっているのが魅力のライト。
金属ボディで本体の強度も高く、アウトドアで安心して使えるだけでなく見た目もゴツくて所有欲も満たしてくれるアイテムです。
充電式でUSBコネクタが有れば充電が可能なのでランニングコストも安く、移動中の車内等でも充電可能な点もメリットと言えるでしょう。
ライトとしてのレベルはかなり高く、個人使用であればこれ以上のライトは要らないと思えるほどです。
- WARRIOR 3/3Sのデメリット
- ・充電器が特殊
・充電しないと使えない
・決して安くない価格
WARRIOR 3/3Sはマグネット式の特殊な充電器を使用します。
万が一充電器を紛失した場合充電が出来なくなってしまうので注意が必要です。
充電器のみで別途購入することも可能です。
充電式でランニングコストが低い事はメリットですが、長時間使用する場合に乾電池のように即座に電池残量を復活させる事が出来ない点はデメリットとも言えます。
また一般的に考えると決して安いライトとは言えませんが、スペックを考慮すると十分にコスパの良いライトと言えます。
「一本くらいしっかりしたライトが欲しい」という方には本気でオススメですが、とりあえず使えればいいと言う人には向かないでしょう。
購入は公式サイトがお得
Olightの製品はAmazon等大手通販サイトでも取り扱いが有りますが、購入は公式サイトからが圧倒的にお得。
度々セールも有り、クリスマスなど大型セールの場合は30%以上割引になる製品も珍しくありません。
私もWARRIOR 3/3S共に公式サイトのセールで購入していて、両方とも3,000円以上安くなっています。
割引の他にもキーホルダーサイズのミニLEDライトが貰えるキャンペーンなども多いため、購入の際は一度公式サイトをチェックしておくのがオススメです。
まとめ
Olight製のタクティカルライト、WARRIOR 3・WARRIOR 3Sについてレビューしてきました。
最高輝度は車のヘッドライトのように明るく、連続点灯時間も十分でアウトドアにはピッタリ。
キャンプや夜間の写真撮影などで約1年使用してきましたが、一見オーバースペックな明るさもアウトドアでは非常に頼りになります。
非日常の環境で過ごすアウトドアであれば、日常でオーバースペックなくらいの道具の方が安心感はあります。
広範囲を広く照らすランタンに加えて、視界をピンポイントに明るく照らすライトが一本用意しておくのは実用性の面からもかなりオススメ。
WARRIOR 3/3Sを使えば、夜間のアウトドアがより安心できるものになること間違い無しです。
この記事があなたのライト選びに少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。