- ソロキャンプ用ランタンの選び方は?
- ソロキャンプを楽しめるランタンが欲しい
- ソロキャンプ向きなランタンの明るさが知りたい
キャンプの夜を快適に過ごすために必須となるランタン。
選び方の基準が分からずランタン選びに迷ってしまうという経験は、筆者自身の身にも覚えが有ります。
今回の記事では3年以上ソロキャンプメインで楽しんできた筆者の経験を元に、ソロキャンプ向けランタンの選び方・おすすめのランタンとその理由について解説していきます。
微妙だったものも含めて多数のランタンを使ってきた経験から、失敗しない選び方をしっかり解説します。
ソロ・グループ問わず、ランタン選びは高い物を選べば良いという訳では有りません。
最低限のポイントとして、明るさ・点灯時間・本体サイズの3点に注意すれば、ランタン選びで大きく失敗することは無いでしょう。
まず初めに具体的なランタンの選び方について解説し、記事後半ではおすすめのランタンを8個紹介していきます。
ピッタリなランタンを見つけて、快適なソロキャンプを楽しみましょう!
ランタン選びのポイント
・明るさ(メインランタンなら明るい物を)
・点灯時間(最低でも5時間以上点灯出来るものが安心)
・本体サイズ(テント内ならコンパクトなものを)
ソロキャンプ用ランタンの選び方
記事の初めに明るさ・点灯時間・本体サイズが重要だと書きましたが、ランタンの選び方についてもう少し具体的に解説していきます。
- ランタン選びのポイント
- ・明るさで選ぶ:250㏐以上であればソロキャンプに使える明るさ
・点灯時間で選ぶ:最低でも5~7時間以上点灯できるものが良い
・本体サイズで選ぶ:車移動でないならばなるべく小さいものを選ぶ
・ランタンのタイプで選ぶ:安心のLEDか、雰囲気も楽しい燃料式か
・メイン・サブを考える:ランタンを複数用意して使い分けるのも〇
ソロキャンプのメインランタンで使う場合の最低条件として、最大輝度が250㏐前後かそれ以上あり、最低でも7時間以上点灯できるものがおすすめ。
屋外で長時間点灯させる事になるメインランタンは、就寝前に明るさが落ちてしまわないようなるべく点灯時間が長い物を選ぶのが良いでしょう。
慣れないうちは「放っておいても明るい」ランタンの方が安心して使えます。
夜間に電池交換をするのも、明るさが足りなくて諦めて寝るのも勿体ないので避けたいところです。
オイルランタンやガスランプ等はオシャレではありますが、明るさは控えめなので観賞用のサブランタンとしての運用がオススメです。
おすすめのランタン8選紹介
- 明るさが250㏐以上
- サイズが極端に大きくない
- ランタンそのものの雰囲気を楽しめる
前項目で紹介してきたこれらの項目を軸として、おすすめのランタンを5つ紹介します。
実用性重視なものばかりでなく、ソロキャンプらしい雰囲気をより楽しむためのランタンまで幅広く紹介します!
注意:火を使うランタンはテント内で使用すると一酸化炭素中毒や火災の危険性があります。屋内では必ずLEDランタンを使用しましょう。
1.GENTOS LEDランタン EX-334D
一つ目に紹介するのは、LEDライトなど数多くの照明器具を取り扱う日本のメーカーGENTOSが発売している、Explorer EX-334D。
同社製LEDランタンの中でもトップクラスに安価でありながら、ソロキャンプに十分な明るさとハードな使用でも安心のタフさを備えています。
1番目に紹介するだけあり、コスパや実用性を考えると本気でオススメできると感じるランタンです。
白色、昼白色、暖色と3色の切り替えと無段階の輝度調整が可能であり、最大輝度は白色点灯時で440㏐。
最もランタイムの短い白色最大点灯時でも約8時間の点灯が可能であり、一晩であれば十分に過ごすことが出来るでしょう。
私はテント内での使用がメインですが、ソロキャンプであれば屋外のメインランタンとしても十分な明るさ。グループでのテーブルランタンにもピッタリです。
IP64準拠の防塵・防滴性能と1mからの落下耐性も備わっているため、アウトドアにありがちな突然の雨や不意に落としてしまう等の事故でも安心。
本体底部にはフックが備わっておりランタンの逆さ吊りも可能、レンズを取り外して吊るせば裸電球のように下方までしっかり照らすことが出来るので、テント内照明として有効に使うことが出来ます。
安い・明るい・コンパクトとハイレベルに仕上がっているため、初めてのソロキャンプランタンに迷ったらとりあえずコレ!とおすすめできる一台です。
エネループ等の充電池に標準で対応しており、電池代が安く済むのも嬉しいポイントです。
2.5050WORKSHOP ミニマライト
コンパクトなLEDランタンとして人気を博している、5050WORKSHOPのミニマライト。
先に紹介したEX-334Dにも負けないくらい、コスパが高く扱いやすいランタンです。
温白色・電球色の2色のランタンとして使えることはもちろん、ズーム機能付きのライトとして使う事も可能。
使用時間は約10時間(強モードでは約6時間)で、ランタンは最高200㏐、ライトでは最高250㏐の明るさがあります。
ランタンの明るさは数値だけ見ると他より劣っていますが、実際に使ってみるとソロキャンプのメインランタンにも十分な明るさです。
ポケットにも収まる小ささ、充電式バッテリーのランニングコストの安さ、モバイルバッテリーとしても使えるなどメリットは多く、それでいて定価3,080円(税込み)とコスパが良いのが魅力的。
小さく軽いのでテント内ランタンとしても扱いやすく、ソロキャンプでの使用はもちろんグループキャンプのサブランタンとしても活躍間違い無しな一台です。
コスパ重視な方はもちろん、小さいランタンが欲しい方、グループキャンプで個人が使うライトが欲しい方には特におすすめなランタンです。
3.コールマン バッテリーガードLEDランタン
キャンプギアの大手コールマンから販売されているシンプルなLEDランタン、バッテリーガードLEDランタン。
200/600/1000の3種類のラインナップが有り、その数値はどれも最大の明るさを表しています。
上部のツマミ一つで明るさ・ON/OFFの切り替えが出来るシンプルな操作性は扱いやすく、暗い中でもストレスなく操作できます。(200はON/OFFボタンのみ)
シンプルな操作性と、最高輝度でも10時間越えの長時間点灯し続けられるのが魅力のランタンです。
ソロキャンプのメインランタンであれば、バッテリーガードLEDランタン600(最大600㏐)がオススメ。
文字通り600㏐の明るさはソロには十分すぎる明るさで、単1電池3本で約30時間点灯というランタイムの長さも魅力です。
600㏐のHighモードと75㏐のLowモードを切り替えられるので、メインランタンにもテント内照明にも使えます。
シンプル操作のランタンが欲しい方、ソロだけど明るめのランタンが良いという方にピッタリです。
4.コールマン ハンギングEライト
同じくコールマンから発売されている、コンパクトなLEDランタンのハンギングEライト。
充電式なので乾電池要らずでコスパも良く、片手に収まるほどのコンパクトさで非常に使い勝手の良いLEDランタンです。
Highモードでの明るさは約250㏐、使用時間は約10時間と実用性も十分。
メーカーとしてはテント内の照明を想定したランプなようですが、ソロキャンプであれば活動範囲を十分照らせるだけのスペックが有ります。
コンパクトな本体ですが、実際に点灯させると意外なほどに明るく周りを照らせます。
ランタンからスマホへの充電も可能だったり、マグネットでポールなどに張り付けられたりと機能面もかなり充実しているのも魅力的なランタンです。
5.コールマン 2マルチパネルランタン
コールマンからは複数のランタンが販売されていますが、機能性重視のLEDランタンとしておすすめしたいのがマルチパネルランタン。
マルチパネルランタンは名前の通り脱着式のLEDパネルが搭載されており、LEDパネル2枚の2マルチパネルランタン・4枚のクアッドマルチパネルランタンがラインナップされています。
コンパクトな2マルチパネルランタンの最大輝度はHighモードで約400㏐、連続点灯時間はHighモードで約17時間となっていてソロキャンプ向きなスペックです。
マルチパネルランタンの最大の特徴は何といっても脱着式のLEDパネル。
LEDパネルそのものにも充電池が内蔵されており、本体から取り外した状態でも、最大100㏐・最大3時間点灯のサブランタンとして活用することが出来ます。
LEDパネルを活用すれば、メインランタンとサブランタンが1台で完結してしまいます。
LEDパネルを4枚搭載したクアッドマルチパネルランタンについて過去にレビューしているため、LEDパネルの使い勝手について気になる方はこちらもご覧いただけると幸いです。
単一電池使用でランニングコストの面では弱点がありますが、機能性やギミック等で実用性と所有感を満たしてくれる一台です。
6.WAQ LEDlantern2
コットやテントが人気なアウトドアブランド、WAQから販売されているLEDランタン。
スマホサイズの小型な本体でありながら、最大1650㏐というLEDランタンらしからぬ明るさでサイトを照らすことが出来ます。
もちろん輝度調整も可能で、ソロキャンプに十分な250㏐の明るさでは最大約60時間、最大輝度の1650㏐でも約8.5時間と長時間の点灯が可能となっています。
ソロキャンプでも持ち運びに困らないコンパクトサイズながら、グループ用の大型ランタン並みの驚異的な明るさです。
電源は本体に内蔵された13,400㎃hの大容量バッテリーで、本体に搭載されたUSBポートからスマホ等への充電も可能です。
Lightning/USB-C変換ケーブルまで付属しているため、アウトドア用はもちろん防災用としても非常に優秀なセットとなっています。
約3時間と比較的短時間でランタン本体の充電が完了するのも嬉しいポイントですね。
IP67相当の高い防水・防塵性能もあるため、アウトドアでも非常に心強い1台。
ソロだけでなくグループキャンプにも興味がある方の中でも、コンパクトなランタンが欲しいという方には一押しの一台です。
7.コールマン ワンマントルランタン286A
コールマンが販売するランタンの中でも歴史が古く、多くのキャンパーから長年愛されているガソリンランタン。
ランタンとしての性能だけでなく、本格的にアウトドアらしい雰囲気を追求したい方にはガソリンランタンがオススメです。
286Aは130W(約1800㏐前後)という圧倒的な明るさに加え、ガソリンランタンに共通する強みである低温時の動作安定性やランニングコストの安さなど様々なメリットがあります。
最大輝度はソロキャンプには若干オーバースペックでもありますが、ソロキャンプに合わせて明るさを抑えれば燃費も良く、コスパ良く柔らかい明かりで過ごすことが出来ます。
給油や燃料に空気圧を送るポンピング等いくつかの手間はかかるもののそれがアウトドアらしい味となり、点灯中の「シュー」という作動音もアウトドアらしい雰囲気を盛り上げてくれます。
286Aについての詳細は別記事にまとめていますので、良ければそちらもご覧ください。
8.キャプテンスタッグ CSオイルランタン
これまでに紹介してきたものとは大きく異なり、照明としての明るさよりも雰囲気を楽しむ為のランタンとしておすすめなのが、キャプテンスタッグのCSオイルランタン。
明るさなど実用性の低さから手を出しにくいイメージもあるオイルランタンですが、キャプテンスタッグのオイルランタンは比較的安価でカラーバリエーションも多くおすすめです。
ゆらゆらと揺れる火の明かりは癒されるばかりでなく目の負担も少ないため、夜間に薄明かりでゆっくりと過ごしたい時はLEDランタンより快適に過ごすことが出来ます。
オイルランタンは明るさや使い勝手ではLEDランタンに劣るものの、存在感や使用中の雰囲気も抜群。
1人でゆったりと過ごしたい時など、ソロキャンプのリラックスタイムにはオイルランタンがピッタリです。
キャプテンスタッグのオイルランタンについての詳しいレビューに関しては、良ければ別記事をご覧ください。
おまけ:ダイソーランタンでも意外と行ける
ランタン選びを考えている方であれば「100均のランタンって使えるのかな?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、明るさ的には十分使えます。
正直100均のアイテムとなめていた部分もありますが、ソロキャンプのテーブル周辺を照らすには十分な明るさで、本体も軽量なため意外と使いやすく感じました。
明るいものを選べばソロキャンプには十分対応可能であり、キャンプへの初期投資を抑えたい方は100均ランタンも候補に入れても良いかもしれません。
とは言え100均ランタンは明るくとも250㏐、小型のものだと100㏐前後のものも多いため、メインランタンとして強力な明るさを求める方には物足りない部分も有るでしょう。
また厳しい事を言えば防水性や耐衝撃性が無かったり、スイッチの接触がメーカー品に比べると頼りなかったりと不安な点が残るのも事実です。
予算に余裕が有るのであれば大手メーカーのものを選んだり、あくまでもサブランタンとして割り切って使うことがおすすめです。
まとめ
ソロキャンプにオススメなランタンについて紹介してきました。
改めてランタンの選び方についてまとめると…
- 明るさで選ぶ:250㏐前後であればソロキャンプには十分な明るさ
- 点灯時間で選ぶ:メインランタンは7時間以上点灯できるものが良い
- 本体サイズで選ぶ:車移動でないならばなるべく小さいものを選ぶ
- ランタンのタイプで選ぶ:安心のLEDか、雰囲気重視の燃料式か
- メイン・サブを考える:ランタンを複数用意して使い分けるのも〇
これらの点に注意してランタンを選べば、キャンプの夜を快適に楽しむことが出来るでしょう。
- 屋外でGENTOS EX-334Dを使い、屋内は100均ランタンでコスパ良く快適に
- 外ではオイルランタンを眺め、屋内・明るさが欲しい時はLEDランタン
- 2マルチパネルランタン1台でメイン・サブランタンを補う
- ガソリンランタンとWAQLEDランタンで屋内外共明るく過ごす
など、目的に応じて複数のランタンを組み合わせるのもおすすめです。
好みのスタイルを見つけて、アウトドアライフを楽しんでいきましょう!
この記事が少しでもランタン選びの役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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