- FUTURE FOXのコットの寝心地ってどんな感じ?
- 組み立てや収納サイズはどんな感じ?
- 普通のテント泊でもコットって必要なの?
実際にFUTURE FOXのコットを使った経験をもとに、これらの疑問を解決していきます。
結論から言ってしまうと、少しでもキャンプの寝心地を向上させたい人にはコットは本気でおすすめです。
私はこれまで、テント泊ならコットは不要だと思っていましたが、FUTURE FOXのコットを使ってその考えは完全にひっくり返されました。
まず初めにスペックを紹介、その後に良い点・気になった点の紹介と、3つの構成に分けて徹底レビューしていきます。
キャンプでも熟睡できるよう、コットを使って快適な睡眠環境を整えましょう!
- キャンプで寝心地の悪さに悩んだことがある人
- 地面から底冷えして眠れなかった経験がある人
- キャンプでも家と同じように快適に眠りたい人
FUTURE FOXコットのスペック
FUTURE FOXのコットの寸法は全長185㎝×幅66㎝×高さ16センチ。
男性であれば両肩ともこぶし1つ分くらいに幅の余裕があります。
耐荷重は150㎏までとなっており、頑丈さも十分です。
コットのメインとなる生地、コットの両サイドの2本のポール、5本の脚部ポールに加え、それらを余裕をもって収納できるバッグが付属しています。
生地はかなりしっかりとしており、ちょっとやそっとではヘタってしまうような感じはありません。
細部・使用感徹底レビュー
実際にキャンプで使用したうえで、各部をレビューしていきます。
使用した時は外気温最低3度、コットの上に4㎜ほどの銀マットを敷き、その上にシュラフを設置して使用しました。
寝心地はかなり快適
まずは最も重要であろう寝心地のレビュー。
一言で言ってしまえば「めっちゃ快適」です。
背中から冷たさが伝わってきたり変に蒸れることも無く、キャンプでありがちな不快さは一切ありません。
コットの生地もピンと張ってはいるものの程よい柔らかさがあり、適度に体が沈み込むため本当にベッドで寝ているのに近い感覚です。
これまでのキャンプでは朝6時前後に日が昇ると同時に目が覚めてしまっていた私ですが、コットを使用したら7時過ぎまで熟睡することが出来ました。
家でベッド代わりにも使えそうなほどの快適さです。
コット本体の頑丈さからか、寝返りを打ったり起き上がる時にもギシギシと音を立てるようなことは有りません。
キャンプ場で寝ている事を意識せず、朝までぐっすり眠ることが出来ました。
低めの設計で安定感・置き場の自由度が高い
コット上面は地面から16㎝とかなり低めの設計になっており、使用時の重心も低くなり、寝ている時の安定感はかなり高いです。
少々寝返りを打っても揺れたり倒れたりするような雰囲気は一切なく、安心して眠ることが出来ました。
またコットの低さはテント内での設置の容易さにも一役買っています。
基本的にテントはは上に行くほど狭くなっていきますが、背の高いコットではテントの壁とコットが接触してしまいます。
FUTURE FOXのコットは本体の低さのおかげで、狭いテント内での設置も簡単です。
コールマンのエクスカーションティピーの中で使いましたが、コットの足元・頭上に5~10㎝くらいのすき間が出来て丁度いい感じでした。
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組み立て難易度はかなり簡単
- コット両サイドに差し込むメインポールを連結して伸ばす
- コットの生地の両サイドにポールを通して固定する
- 脚となるパイプ組み立て、両サイドのメインポールに押し込むようにセットする
- 5本の足を全て取り付けたら完成
基本的には上記の4工程で組み立ては完了します。
作業としてはポールをはめこむだけで複雑な構造なども一切ないため、コツさえ掴めば5分も有れば設営が可能です。
ただしコットの両サイドのポールを通す時、脚固定用の穴からポールがはみ出してこないようにする為に少しコツが必要です。
その点を除けば特に難易度の高い作業はありません。
収納バッグは余裕が有って◎
キャンプギアの困りごとで有りがちなのが、ギアの収納用バッグのサイズがピッタリすぎてうまく収納できなくなること。
経験が有る方も多いのではないでしょうか?
その点FUTURE FOXのコットの収納バッグはサイズに余裕があり簡単に収納できるので、収納時に頭を悩ませることもありません。
畳み方自体も難しいものではありませんが、少々雑な収納になっても余裕で収まるのは撤収時の時短にも一役買っています。
寝袋やテントなど頑張らないとバッグに収まらないギアが多い中、当たり前のようにバッグに収まってくれるのは気持ち的にもかなり安心感があります。
イマイチな点
実際に使ってみて、ここは今一つだと感じた点についてもまとめていきます。
脚の多さから組み立てに手間がかかる
FUTURE FOXのコットは脚が5本と比較的多めになっています。
脚が多い分、どうしても組み立てるのには時間がかかってしまいます。
コットの生地には脚を取り付けるための穴も多くあり、その穴を避けながらメインポールを差し込んでいくのも少しコツが必要です。
とは言え足の本数が少ないコットと比べても設営時間に大きな差は無く、3本脚のコットを使う友人と同時に組み立てた時は1分程度しか設営時間は変わりませんでした。
コット下に荷物はあまり入らない
コットの低さから、コットの下にはあまり荷物は入りません。
コットの生地の沈み込みもあるため、コットの下に大きめな荷物を入れてしまうと、コットが沈み込んだときに体と荷物が接触してしまいます。
更に5本の脚の間隔はそこまで広くない為、長さや面積のある荷物は脚に当たってしまい収納できないことも。
コットの下に置く荷物は服など薄いものや小さくなる物だけにしておくのが良いでしょう。
私はキャンプ中は空になっている、使用中のギアの収納バッグ等をコット下にまとめて置いておきました。
コット下にまとめておけば収納バッグを置いた場所が分からなくなるなんて事も起こりにくく、他の荷物に紛れてしまうことも無いのでおすすめです。
他のコットと比べるとどうなの?
今回紹介したコットはもちろんおすすめなのですが、少し違った特徴を持ったコットを2種類紹介します。
改めてですが、今回記事でレビューしているのはコチラのコットです。
もっと背の高いコットが欲しい人は2Wayタイプを
このコットの高さはかなり低めの設計になっており、安定感の向上に一役買っています。
しかし地面に直接コットを置くときなど、コットは高い状態で使用したいという方も居るでしょう。
テント内のスペースに余裕が有るのであれば、ある程度の高さの有るコットの方が立ち上がりやすいのも事実です。
高さのあるコットが欲しい方には、FUTURE FOXの2WAYコットもおすすめ。
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ハイ状態であれば地面から38㎝という高さで使う事もできるため、足腰の負担を減らして楽々立ち上がれます。
もちろんロー状態で使う事も可能なので、大きなテントではハイ、ソロキャンプではローなど状況によって高さを使い分けるのも良いでしょう。
硬めの寝心地が良い人にはWAQのコットもおすすめ
寝心地の柔らかさに関しては完全に個人の感覚や好みの問題になってしまいますが、私個人としてはFUTURE FOXのコットは少し柔らかめな寝心地という印象です。
快適に眠るのに十分な張りはありますが、家庭用ベッド等で言うような「固めの寝心地」という程の硬さはありません。
パンと張った固めな寝心地が理想な方は、別メーカーになってしまうもののWAQの2WAYフォールディングコットがおすすめです。
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WAQのコットは少し固めなベッドマットレスくらいの固さがあり、FUTURE FOXとは違った寝心地の良さがあります。
ただし沈み込みも少ないため、それなりに厚いマットも併用するのがおすすめです。
しっかり固めな寝心地が好みな方はWAQの2WAYフォールディングコットも要チェックです。
まとめ
- 寝ている間の蒸れや底冷えも無く、適度な柔らかさで朝まで熟睡できる
- 低めのコットは安定感が高く、狭いテント内での使用にもおすすめ
- 組み立ては5分程度で、難しい工程は無し
- 収納バッグは余裕のある大きさで、撤収時にも負担にならない
- 脚の多さは安定感を生む反面、組み立ての手間は若干増
FUTURE FOXのコットはコスパも良く、キャンプの夜を快適にしてくれる優秀なアイテムです。
キャンプであまり眠れなかった経験がある人や、キャンプの疲れを少しでも軽減したい人には本気でおすすめ。
寝心地を向上させる場合はエアーマットを使用するのも手では有りますが、コットであれば穴が開いて使えなくなってしまう心配もありません。
コットを使って、今までとは一味違う快適なキャンプを楽しみましょう!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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