- ソロや少人数キャンプに使えるタープを探している。
- ツーリングドームにピッタリなタープは?
- エクスカーションティピーに合うタープは?
- コールマンのヘキサライトⅡの使い勝手が知りたい。
今回の記事では、コールマンのヘキサタープ“ヘキサライトⅡ”のレビューや、ヘキサライトⅡのメリットデメリットなどについて解説していきます。
コールマンのツーリングドームやエクスカーションティピーと一緒に使ってみたので、相性についても解説していきます。
夏場・土砂降りなど色々な状況に遭遇してきた経験も活かして紹介していきます。
タープの必要性に悩んでいる方にとっても、この記事で少しでもタープを買うか否かの判断の手助けができれば幸いです。
スペック・付属品
- ヘキサライトⅡのスペック
- 定価:16,800円(税込み)
使用時サイズ:約420×420×220(h)㎝
収納時サイズ:約Φ17×43㎝
総重量:約4.3㎏
耐水圧:約1,200㎜
タープ本体とΦ25㎜のポールの他に、樹脂製のペグ、ロープ、収納ケースが付属します。
コールマンのテントと合わせた様子
コールマンのツーリングドーム/lx、エクスカーションティピーの2種類のテントと一緒にヘキサライトを使ってみました。
どちらのテントとも非常に相性が良く、ソロ~少人数キャンプまで快適に過ごすことができました。
ツーリングドームと合わせた場合
コンパクトなツーリングドームとヘキサライトⅡを組み合わせると、ツーリングドーム本体がタープ下の約半分くらいにキレイに収まる感じに。
前室も含めてタープ下の半分ほどが居住スペースとなり、ソロキャンプを楽しむには十分な広さがあります。
周囲からの視線も程よく遮ることができるので、タープ無しの場合に比べてプライベート感も抜群です。
いわゆる「オガワ張り」をしなくてもしっかりとした居住スペースを作ることができるため、狭いサイトでもかなり快適に過ごすことができました。
エクスカーションティピーと合わせた場合
最大4人まで使用可能なエクスカーションティピーと一緒に使う場合、前室にタープの端を被せるように設営するとベスト。
テーブルや複数のチェアと荷物を置くのに十分なスペースができ、2~4人ほどのキャンプでも十分快適に過ごすことができます。
日に当たることなくテントとタープを行き来できるため、夏など暑い時期でも快適。
タープ端の高さと前室の高さも丁度よく、万が一少し激しめな雨が降っても一切濡れることなくテントに出入することができます。
この組み合わせで設営する場合、タープのロープまで含めるとある程度広いサイト面積が必要になる点は注意が必要です。
使用感と各部レビュー
ソロ・2人キャンプやデイキャンプでヘキサライトⅡを実際に使ってみましたが、タープ無しでのキャンプに比べると圧倒的に快適になりました。
実際の使用感についてレビューしていきます。
特に2人以上でのキャンプでは、タープが有るだけでかなり過ごしやすいと感じました。
遮光性が高くかなり涼しい
ヘキサライトⅡは涼しい日陰を作るのに充分な遮光性があり、夏場などキャンプ中の日差しから来るの暑さがかなり緩和されます。
7月後半のソロキャンプで使ってみましたが、動いているだけで汗ばむような気温でもタープの下は涼しく快適。
直射日光も当たらなため、日焼けも気にせずかなりリラックスして過ごすことができます。
これまで夏キャンプは暑くてあまり好きではありませんでしたが、タープが有るだけで体力的にもかなり余裕が生まれました。
1人でも十分設営できる
ヘキサライトⅡは1人でも設営可能な大きさと重量で、ソロキャンプでも安心して使うことができます。
シートを広げてロープとペグ、ポールを用意し、ポールが倒れないようにロープの張り具合を調整しつつ、各ロープをペグダウンしていくだけで設営が完了。
撤収もポールを外してシートを畳むだけなので、1人での作業も苦になりません。
ロープを張ってペグダウンしてポールを立てるだけなので、コツをつかめばかなり短時間で設営できます。
落ち葉や風が防げて快適
ソロキャンプで実際に使用して気付きましたが、落ち葉や枝など上から落ちて来るものを防げるのもかなり快適。
森の中のキャンプ場では気付いたら食器や飲み物の中にゴミが入っているものですが、タープで上からのゴミを防げるだけでも意外なほどに快適になります。
風が有る日は特にゴミが落ちやすいので、両方防げるタープはかなり頼りになります。
1,200㎜でも耐水性は充分
ヘキサライトⅡを使用したキャンプ二日目の朝、撤収前の約2時間ほどかなり強めの雨に降られたことが有りました。
ヘキサライトⅡの耐水圧は1,200㎜と一般的なテントに比べると低めですが、大雨の中でも水染みは一切なく、撤収作業の間の作業場所としてかなり役立ちました。
タープが無い時に比べると、雨が降ってしまったときの安心感は桁違いでした。
使用後も乾燥させる時間が取れず5日ほど畳んだまま物置きに放置してしまいましたが、溜まった水が生地の裏に全く染みていなかった事からもタープとしての耐水性は充分と言えるでしょう。
使用回数を重ねる内に水が染みやすくなる事も考えられますが、撥水スプレーを使用すれば全く問題無さそうです。
デイキャンプにも便利
テントとセットでの仕様はもちろん、ヘキサライトⅡ単体でデイキャンプを楽しむのもかなり快適。
一方のポールを短くしたり、壁面を下げることでかなりプライベート感の高い空間を作ることができ、通気性も高いので快適にくつろぐことができます。
コットを置いて寝ころんだらめちゃくちゃ気持ちよかったです。
テントに比べて収納サイズが小さいながら広い日陰を作ることができ、設営や撤収も簡単なので、短時間のデイキャンプに使ったら想像以上に便利でした。
設営スタイルの幅が広い
ヘキサライトⅡはオーソドックスな6角形のタープなので、幅広い設営方法を楽しむことができます。
片側を下げてシェルター風に設営したり、別売りのベルトを使ってオガワ張りにチャレンジしたり…
別売りポールを用意すれば、6つの角を全て跳ね上げてより広い居住スペースを作ることも出来ます。
アレンジ次第で屋根としても壁としても使いやすいです。
コンパクトなテントであればタープ下に設営することも可能なので、真夏でも一層涼しく過ごすことができます。
ヘキサライトⅡのメリット・デメリット
ヘキサライトⅡのメリット・デメリットを、タープ全般に言えるものも含めて紹介していきます。
少々の弱点もありますが、トータルで見るとメリットが勝るかなり良いタープです。
- ヘキサライトⅡのメリット
- ・突然の雨でも安心
・1人でも設営が簡単
・コールマンテントと相性バツグン
・夏でも快適な日陰スペースが得られる
・仕切り代わりになりプライベート感が高まる
ヘキサライトⅡ特有の魅力は広いながら1人でも設営できるサイズ感と、コールマンのテントやギアと特に相性の良いデザイン。
コールマンの人気テントであるツーリングドームやエクスカーションティピーと同系統のオリーブカラーで、一緒に使ってもチグハグにならず自然にマッチします。
コールマンはオリーブなど緑系統のギアも多いため、それらとかなり相性が良いタープです。
1人でも設営できるサイズでありながら雨や日差しを防いだり、プライベート感を高めたりと言った使い方にも充分なサイズが有り、かなり使い勝手の良いタープです。
- ヘキサライトⅡのデメリット
- ・ペグの強度は低い
・ペグハンマーは付属していない
・タープ分の設営の手間が増えてしまう
ヘキサライトⅡのイマイチなポイントはペグの強度が低く使いにくいこと。
太めの樹脂ペグは柔らかい地面で有れば問題なく使うことができますが、固い地面に対してはペグが負けてしまい打ち込むのはなかなかに大変。
ペグハンマーも付属していないので、ペグとセットで頑丈なものを用意しておくのがおすすめです。
鍛造ペグを使用する場合は30㎝近い長さの有るものが必要になります。
ちなみに旧タイプのヘキサライトにはハンマーが付属していたようですが、それもあまり頑丈ではないようです。
また当然ながらタープ分の設営時間(10~20分程度)が余計にかかるので、少し時間に余裕をもって行動する必要があります。
キャンプ初心者にもタープはおすすめ?
設営がカンタンで快適さが一気に増すタープ、初心者の方にもおすすめしたいアイテムですが、個人的には初キャンプで使う場合は少し注意が必要だと思っています。
タープの設営自体は決して難しい物ではありませんが、ちょっとしたロープワークやペグ打ち、テントとの位置関係も見据えた設営場所決めなどが必要になります。
それらの作業は初めてのキャンプだと手間取ってしまう事も多いため、初めてのタープ使用時は時間にある程度の余裕をもっておきましょう。
可能で有ればキャンプ前に一度試し張りをしておけばより安心です。
まとめ:ヘキサライトⅡはこんな人におすすめ
- コスパの良いタープが欲しい
- ソロ~4人くらいで使いたい
- 初めてヘキサタープを購入する
- コールマンギアを愛用している
1人でも設営できて広さも充分なヘキサライトⅡはかなりコスパも高く、ソロキャンパーはもちろんファミリーまで幅広く使える使い勝手の良いタープです。
設営の簡単さや設営方法の幅も広く、初めてのタープでも快適に過ごすことが出来るでしょう。
オリーブカラーの本体は最近流行りのアースカラーとも相性が良く、コールマンのギアはもちろん同系統の色合いのギアとの相性も抜群です。
ヘキサライトⅡを使って、より一層快適なキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでもタープ選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。