- エリッゼステークって良いの?
- 鍛造ペグのメリットは?
- 高いペグを買う必要性は?
- ソロキャンプにピッタリな鍛造ペグが欲しい。
テント付属のペグと比べて圧倒的に強度が高く、固い地面や砂利などにもしっかり打ち込むことが出来る鍛造ペグ。
非常に頑丈で高性能なペグですが、あえて社外品を買う必要性があるのか疑問という方もいるのではないでしょうか?
今回の記事では実際に私が2年以上愛用している鍛造ペグ、エリッゼステークをレビュー・解説していきます。
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エリッゼステークの特徴や標準ペグと比べた場合のメリット、シチュエーション別の適切なペグの長さについても解説します。
そもそも鍛造ペグとは?
鍛造ペグとは金属を叩く・圧縮するなどで鍛えて加工する鍛造(たんぞう)加工によって作られたペグであり、通常のペグに比べて非常に高い強度があるのが特徴です。
鍛造は高性能な自動車ホイールなど強度を求める製品に多く用いられる製法であり、そんな鍛造加工で作られたエリッゼステークも非常に頑丈な仕上がりとなっています。
エリッゼステークの特徴&実際に使った感想
まずは2年以上使用したエリッゼステーク(18㎝)をもとに、特徴を紹介しつつレビューしていきます。
特徴1.頑丈で設営場所の自由度が高まる
鍛造ペグであるエリッゼステークの最大の特徴はその頑丈さ。
踏み固められた土はもちろん、ペグハンマーを使えば砂利の中にもガンガン打ち込んでいくことができます。
土はもちろん砂利での使用も含め、2年以上使っても一切曲がりや錆びは無く、強度には確かなものがあります。
テント付属のペグでは固くて打ち込めないような地面でも問答無用で叩き込めるので、テント設営のストレスを一気に低減することができます。
砂利だらけの場所にも打ち込めるので、河原でのキャンプやバーベキューにも最適です。
エリッゼステークはワンポールテントなど、設営に多くのペグが必要なテントには特にオススメ。
特徴2.楕円形状で回転せず、ロープが外れにくい
エリッゼステークの軸部分はただの丸棒ではなく楕円形上をしています。
そこまで極端な楕円ではないものの、これが打ち込みやすさに絶大な効果を発揮。
テントに付属するような通常のペグは丸い棒状のものが多く、打ち込んでいる間にペグが回転したりロープが外れてしまう事も少なくありません。
しかし楕円形状のエリッゼステークは地面に打ち込む最中に回転しづらく、非常にスムーズにペグダウンを進めることができます。
フック部分も深いU字形になっているため、ロープもしっかりとかけやすくなっています。
またペグハンマーや余りのペグを使ってペグを90度回転させれば地面から抜きやすくなり、撤収時にペグを回収しやすくなるという特徴もあります。。
特徴3.エッジも無く安全で使いやすいデザイン
ロープが接触する部分はもちろん全体的にバリやエッジはキレイに処理されており、ロープが切れたり角で怪我をするリスクも低くなっています。
ペグの頭部分は軸に比べて少し大きくなっていて、ハンマーで叩く時もかなり打ちやすくなっています。
ペグ上部にはペグハンマーを引っかける穴が空いているため、少し深めにペグを打ち込んでも簡単に引きずりだすことができます。
特徴4.カラーバリエーションが豊富
豊富なカラーバリエーションもエリッゼステーク特有の魅力のひとつ。
定番の黒以外にも赤・青・ピンクなどのカラーから始まり、銅メッキやクロムメッキ、2021年の新色としてベージュとオリーブも追加になりました。
数多くの色の中から自分好みのペグを選んでサイトのアクセントにすることができます。
粉体塗装はなかなか強く、何度も打ち込んでもほとんど剥がれることがありません。
エリッゼステークはどんな人向け?
設営がスムーズになるという意味ではキャンプ初心者にもオススメしたいエリッゼステークですが、特におすすめなのは以下のような方。
- ワンポールテントを使用する方
- 色々なキャンプ場を楽しみたい方
- 設営をスムーズに終わらせたい方
ワンポールテントはペグが無ければ自立することができないテントであり、必要なペグの本数も比較的多くなってしまいます。
必然的にペグダウンの時間も伸びてしまい、ペグが曲がってしまうと設営が難しくなってしまうので鍛造ペグがおすすめです。
また頑丈なエリッゼステークは芝のキャンプサイトはもちろん、土や砂利のサイトでも余裕で打ち込むことが可能
ストレスなく設営を進めていきたい方、色々なキャンプ場を安心して楽しみたい方にはエリッゼステークはピッタリのペグと言えるでしょう。
逆に言うとそもそもキャンプの回数が少なかったり、硬い地面にペグダウンすることが無い方にはあまりメリットが無いかもしれません。
ソロテントには18㎝、他には28㎝がおすすめ
エリッゼステークのペグのラインナップの中では最も短く、価格も安い18㎝のモデル。
ペグのベストな長さには様々な意見が有りますが、個人的にはソロキャンプのテント用であれば18㎝あれば十分という印象です。
実際にツーリングドーム/lxやエクスカーションティピーといったテントで使用していますが、土のサイトであればペグが抜けたり強度不足を感じたことは有りませんでした。
18㎝のペグで力不足になってしまう例としては、大粒の砂利に打ち込む場合や柔らかい地面の場合、タープなど重量のあるギアを支える場合など。
荒い砂利・踏み固められていない地面では18㎝モデルでは十分な抵抗が得られず、簡単に抜けてしまいます。
またヘキサタープなど重量のあるギアに18㎝ペグを使うと、地面を掘り返しながらペグが抜けてしまうことも。
これらの環境で使用する場合は28㎝以上の長さのペグがおすすめです。
標準ペグと比べたメリット・デメリット
テントなどに標準で付属するペグとエリッゼステークを比較した時のメリット・デメリットを簡単にまとめます。
エリッゼステークのメリット
エリッゼステークの最大のメリットはテント設営のストレスを軽減できること。
どんな地面にも叩き込める強度と、回転せずペグが外れることの無い安定感でスムーズなテント設営をサポートしてくれます。
多少打ち込みに失敗してもペグが曲がることも無いため、設営に不慣れなキャンプ初心者にもおすすめです。
カラーバリエーションも豊富なため他のギアと色を合わせたり、アクセントにすることも可能です。
エリッゼステークのデメリット
エリッゼステークのペグは多くの場合6本又は8本売りとなっており、1本ずつのバラ売りはありません。
テントで使用する本数ちょうどで購入できるわけではないので、場合によっては2セット必要になります。
何かと色々なギアに使うペグなので余っても問題はありませんが、必要数丁度で購入したい人は注意しましょう。
オンラインで必要数丁度の鍛造ペグを揃えたい場合、スノーピークのソリッドステークもおすすめです。
また標準ペグよりも重量が有るため、限界まで荷物を軽量化したい場合には向きません。
まとめ
エリッゼステークについて解説しました。
2年以上使用しても変形や曲がりは一切なく、テント設営のストレスを軽減してくれるエリッゼステークのペグ。
信頼性が高く様々な環境でテント設営を簡単にしてくれるため、一度使うともう標準ペグには戻れなくなります。
エリッゼステークで快適に、より自分好みのサイト作りを楽しむのはいかがでしょうか?
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この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。